入れ歯について
入れ歯は、歯を失った部分を補うために口内に装着するものです。総入れ歯になるというケースと、部分的なものでカバーできる場合があります。
また、保険診療の中で対応できるものと、自費による自由診療でつくる入れ歯があります。使用する素材などさまざまありますが、患者さまの口内の状態や環境などを鑑み、またご本人のご要望もお聞きし、適切な入れ歯をご提案します。
事前に、構造・素材・費用・期間などの詳細についてご説明します。入れ歯をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
保険診療の入れ歯
使用できる素材は、レジン（歯科用プラスチック）と金属（留め金部分）になります。
自由診療の入れ歯
自由診療では、さまざまな素材が使われます。「ノンクラスプデンチャー」「金属床」などをご提案することがあります。
主な自由診療の入れ歯
ノンクラスプデンチャー
義歯を固定するための金属製のバネ（クラスプ）を使わず、歯茎と同じ色の樹脂で固定するというものです。入れ歯が目立たず、義歯を固定する土台部分（義歯床）が薄いため、見た目も装着感も自然です。
メリット
- 入れ歯を使っていることが分かりにくい
- 装着したときに違和感が少ない
- 外れにくい
デメリット
- 壊れやすい
- 土台が柔らかいので入れ歯が動くことがある
- 調整や修理が難しい
治療期間と回数
治療期間 約3週間～2ヶ月程度
治療回数 4～6回程度
費用
- ノンクラスプデンチャー 片顎（右側だけ、左側だけの形）
- 88,000円（税込）
- ノンクラスプデンチャー 両側
- 11,000円（税込）
※上下両方作る場合は×２になります。
金属床
土台部分（義歯床）が金属でつくられた入れ歯です。床に丈夫な金属を使うため、義歯を薄く製作できるのが特徴です。
メリット
- 義歯が薄いので装着感が良好
- 噛んだり飲み込んだりがしやすい
- 壊れにくい
デメリット
-
- 入れ歯が目立ちやすい
- 金属アレルギーのリスクがある
治療期間と回数
治療期間 約1ヶ月半～3ヶ月程度
治療回数 5～8回程度
費用
- 上顎
- 280,000円（税込）
- 下顎
- 250,000円（税込）
